絵本「ぐりとぐら」の魅力

3歳~
ひとこと紹介

絵本の世界に入り込む!世界一多くの子どもに食べられたカステラ!

基本情報

なかがわりえこ
おおむらゆりこ
出版社福音館書店
初版1967年1月20日
おすすめ年齢3歳~

あらすじ

お料理することと食べることが何より好きな野ねずみのぐりとぐらは、森で大きな卵を見つけました。目玉焼きにしようか卵焼きにしようか考えたすえ、カステラを作ることにしました。でも、卵があまり大きくて運べません。そこでフライパンをもってきて、その場で料理することにしました。カステラを焼くにおいにつられて、森じゅうの動物たちも集まってきます……。みんなの人気者ぐりとぐらは、この絵本から生まれました。

ぐりとぐら-福音館書店-絵本 – こどもの本の童話館公式オンラインショップ

私がこの本を選んだ理由

先生!美味しかったね!

担任として、この本をクラスの子達と楽しむと本当に一人ひとりの素直な反応が素敵で私もとっても楽しい気持ちになっていきます。

特にカステラの蓋が開く場面で「わぁ~いい匂い」と言ったあの子がどれほど絵本の世界に入り込んでいたかは想像に容易いです。絵本を閉じると「先生!美味しかったね」

ぐりとぐらという二匹の野ねずみと一緒に森の中へ入ってカステラを食べた経験のある大人もいるのではないでしょうか。

子ども達は食べる事にとても関心を持っています。そして、この後全7シリーズを展開していく「ぐりとぐら」シリーズですが、シリーズ全般を通して「“みんな”で美味しいものを“一緒”に食べる」シーンがたくさん登場します。

シリーズを通してのテーマの原点となるのがこのカステラをみんなで食べるシーンですね。とっても印象的で優しくて、楽しい素敵なシーンです。

moma
moma

さすが保育士さんが作った絵本!子ども達の関心を良く掴んでますね~

遊び心と、細かな気配り

表紙を見ると、どっちが「ぐり」でどっちが「ぐら」なのか一目瞭然!(タイトルの色分けが秀逸です!)

さらに第一場面では二匹が森の奥へ歩いてゆく様子が私たちを物語の世界へ一気に引き込みます。二匹と一緒に森の中へ入っていく感覚はワクワクしますね。

また、絵本をよく読む人なら分かるような遊び心(あ、ここにあのキャラクターが!)も見つける事ができます!

moma
moma

本当に飽きない!楽しい絵本ですね。

声に出して楽しいね!

ぼくらの なまえは ぐりとぐら このよでいちばん すきなのは

おりょうりすること たべること ぐり ぐら ぐり ぐら

この場面がお気に入だという大人も多い様です。本当に声に出して楽しいテキストですよね。私も大好きです。

メロディーも発表されていますが、もちろん、それぞれ自由に読んで良いと思います♪

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