第9回「保育では、多くの間違いを起こせ!」

学びの備忘録

いきなり、凄い題で始まった今回のコラムですが不適切保育を推奨している訳ではありません(笑)

私たちは、保育士(=プロ)として子ども達に関わっています。そこで絶対にミスにより引き起こしてはいけないのが死亡事故です。

その次に起こしてはいけないのは、子どもの人権を侵害する関わりです。

この2つは絶対に引き起こしてはいけません。でも、遊びや環境設定は何度も修正しながらトライしていく事に慣れましょう!

よく子どもの数だけ正解がある。と表現されるように保育(遊び)は、これをやっておけばOK!というマニュアルはありません。常に目の前の現状(こどもの姿や時代背景)に合わせて大人が柔軟に挑戦をしていく事が大切なのかなと思います。

今日はそんなお話です▼

トライ&ラーン!

トライ&エラーという言葉があります。これは試行錯誤学習とも呼ばれる方法で、

挑戦▶失敗▶再挑戦

のサイクルを繰り返す事で物事を成功に導こうとする行動主義の考え方です。私もこの考え方は好きでした。

何度失敗したって良い!何度もリトライすればいい!ドリカムさんの「10,000回ダメでヘトヘトになっても10,001回目は何か変わるかも知れない」という歌詞に何度励まされた事でしょう!今でも大好きな歌です。何度でも/DREAMS COME TRUE/作詞:吉田美和 作曲:中村正人 より

でも今の法人に就職して園長から「トライ&ラーン」という言葉を教えて貰い、今ではこの表現がとても気に入っています。これは

挑戦▶修正▶再挑戦

のサイクルで挑戦から成功までのプロセスを説明するイメージでしょうか。そこにエラーという概念はなく、また走り出せばいい!と思えます。

挑戦するプロセスこそ楽しむ!

例えば私は今、お昼寝問題に挑戦しています。(また別の機会に発信します♪)

これも、なかなか上手くいく訳ではありません。

でも新しい事に挑戦してすぐ上手くいくなんて、それこそ そんな上手い話しあるのでしょうか?何か新しい事に挑戦をしていくプロセスは決して楽な道のりではありません。でも、楽しい道のりだと思います。挑戦する事で、たくさんの学びや感動、より良い結果を得る事ができるかも知れません。

トライしてそれが通用しなければ、今回のトライを元に学んだ事を糧にまた走り出せばいいのです。トライ&ラーンの精神で気軽に色々やってみましょう!

大切なのは、行動する事です。

失敗には「ドンマイ」より、「ナイス!」

行動(挑戦)したけれど上手くいかなかった。

そう落ち込む人には「大丈夫、次は上手くいくよ」「気にしなくていいよ」という言葉で励ますのも良いですが、是非「ナイストライ!」も言ってあげましょう🔥

「良い挑戦だった」と鼓舞し、組織全体でトライ&ラーンが気軽にできる雰囲気づくりを進めていきましょう!

失敗を犯したチームが勝利する


「最も多く間違いを犯したチームが勝利する」

ジョン・ウッデン

これは、アメリカバスケットボール史上最高のコーチと謳われるジョン・ウッデンの言葉です。

間違いは行動から生まれる。しかし、成功も行動から生まれます

彼は【最善の努力をする限り、それは失敗ではない】と言い切っています。また、【全ての変化が進歩であるとは限らないが、変化がなければ進歩はあり得ない】とも言っています。

大切なのは

  • 行動する事
  • 変化を恐れない事

の2点です。

安心して挑戦できるチーム作りが、保育園でも大切だと思います。

参考文献▼

保育を見直す中で生まれる葛藤

私たちの園は、一斉保育型の幼児保育から、育児担当制の先にある子ども主体の保育へと方針移行しました。

この移行に伴い、法人全体で多くのトライをする事になります。もちろん、楽しい事だけれども園長・主任を含む職員1人1人が多くの葛藤をし、でもそれを楽しみつつここまでやってきたと思います。

前回の指針改定を受けて日本は、保育の転換期だとも言われています。

これまでのやり方を見直そうとする園さんはこれからますます増えてくると思います。組織が変化する時には葛藤も多く生まれると思いますが、今回お話したトライ&ラーンの精神で、せっかくの挑戦を楽しまれて下さい。

全国の保育見直し中の園さん!ともに楽しみましょう♪

以上、momaでした。

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