【第13回】鬼ごっこ!おすすめベスト3~遊び方と留意点~

学びの備忘録

今回は、保育園の幼児クラスでおすすめの鬼ごっこを紹介していこうと思います。

特にこの留意点を保育士が知っておく事で、より盛り上がったり安全に遊べたりしますので是非最後までお読みください!!

、このランキングは、「幼児体育」の講師である私momaの独断と偏見で構成されています。

第三位:代わり鬼

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全国で楽しまれる鬼ごっこの金字塔!

これは、鬼にタッチされたら鬼役を交代する最もポピュラーな鬼ごっこです。これで、鬼ごっこの基本的なルールを知る事が出来るので、園で一度は遊んでおきたい鬼ごっこになります。

メリット① ルールが単純

ルールが単純で分かりやすいのはこの遊びの魅力的なポイントです。また、少人数でも十分楽しめる遊びですので、親子で公園で遊んだりする事も出来ますね。

また、ルールが単純という事は異年齢で遊ぶ事が可能という事です。

留意点① 実力差がありすぎると難しい

先ほど、異年齢で遊べると言いましたが

この遊びは実力差がありすぎると、大きい子達にとっては非常につまらない遊びになります。

足の遅い子ばかりが捕まって、なかなか鬼が交代しないという状況になると遊びに展開が起きず、非常に退屈になっていしまう事があります。

例えば、逃げられる範囲(=エリア)を限定してしまう等の特別ルールを設けたり、鬼の数を増やしたりと難易度を調整する事である程度、ゲームの展開を引き起こすように仕掛ける事もできます。(鬼が2人以上の場合は、襷や帽子等、目印になるものがあると良いでしょう。

留意点② 遊び慣れていないと、逃げる楽しさが分からない。

この遊びで保育士が最も困るのが「鬼がしたくてわざと捕まる子」が出てきてしまったり「鬼なのに、誰も捕まえに行かない子」が出てくる事もあるでしょう。

何故このような事が起こるのか、少し解説をしていきます。

ここではまず、私は鬼ごっこを『役付き遊び』と分類してみます。役がある遊びなので、年齢の低い子達や、遊び慣れていない子達はこの“役”がしたくてたまらないのです。これは、自然な欲求かつ強い欲求です。

鬼役になりたくて、でもなれなくてワーっと泣いてしまう子はまだまだ役の世界で遊べるような遊びをたくさん提供してあげましょう。例えば『先生が狼になるから、みんなは羊になって逃げてね』というように追いかけ遊びに戻ってあげるのも良いとおもいます。

現代は、年長さんでもこの追いかけ遊びが楽しい子もいる気がします。そんな子には追いかけ遊びの中で少しずつ、逃げる楽しさも体験させてあげて下さい♪

第2位:氷鬼

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変化のある鬼ごっこ!

これは、鬼にタッチされた子は凍って動けなくなり、その場に留まっておく必要がある高度な鬼ごっこです。

もし鬼にタッチされて凍ってしまっても、逃げている仲間にタッチされる事で、再び逃げる事が出来ます。

メリット① 鬼がゲームを主導できる

これは、大きなメリットの一つです。私はよく保育園の子と氷鬼をします。(別に保育士が全力で走る必要はないと思います 笑 )

この遊びは、鬼役の子がゲームをある程度コントロールできます。なので私は鬼役をする事が多く、子ども達もそれを喜んでくれます。

大人が鬼役をする事によって子ども達に適度な運動量を保障していく事が出来ます。例えば、少し運動量を増やしてあげたいと思う子を定期的に、集中して追いかける事でその子は十分に走る事が出来ますね。

留意点① 待つ事が難しい子にはハードルが高い💦

2歳児さんなど運動欲求がすごく高い時期だったり、止まって待つ事が身体発達的に難しい子には少しハードルが高い遊びになります。

待つ姿勢を指定してあげたり、待つ場所を指定してあげる遊びにしてあげるのも良いかも知れません(=ケイドロ・ドロケイ・どろぼう鬼などと呼ばれる遊び)

留意点② 捕まったあと、なかなか解放されないと、運動量が保証できない。

捕まりっぱなしだと、運動量が保証できないし、遊びが面白くありません。

年長さんになってくると、捕まえた子を解放されるのが嫌でずっと近くにいたりする作戦を取る子もいるかも知れません。

そんな時には大人の方から「次、もう一度違う鬼を決めて遊びを再開しよう!」等と提案しても良いかも知れませんね。

第一位:増え鬼

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スリル満載の鬼ごっこ!

増え鬼は、鬼にタッチされた子も、鬼役になって、鬼がどんどん増えていく鬼ごっこです。スリル満載で特に、走るのが早く普通の鬼ごっこでは物足りないという子も十分満足して遊ぶ事が出来るとおもいます。

メリット① 全員の運動量を保障できる!

ゲームの展開が早くて、スリルがあるのはもちろんですが、足の速い・遅いなどの能力差を問わずみんなが同じくらいの運動量を確保できる事も大きなメリットの1つだとおもいます。

他の子よりも走るのが得意で、いつも鬼ごっこ等で捕まらない子でも最後の1人になったらさすがに逃げ続けるるのは困難ですので本気を出さなければなりません(笑)参加しているすべての子に充実感と満足感がある遊びだと思います。

留意点① 衝突による怪我のリスクが高い

多くの鬼が発生してしまうこの遊びは、挟み撃ちをしたり隠れて待ち伏せをしたりと、戦略を組むのも遊びの醍醐味です。

しかし鬼が1人の時と違って、注目しなければならない箇所が多く、分散してしまうので子ども同士の衝突リスク等もあります。

どんな遊びにも怪我のリスクはつきものですが、特に、この増え鬼は気を付けてあげる必要がありそうです。屋外などの十分な広さのある場所で楽しめるとよいでしょう。

留意点② 誰が鬼か分かりにくくなる

私が小さい頃も、増え鬼は人気で私もよく遊んでいましたが誰が鬼かすぐに分からなくなっていました(笑)逃げている振りして人数が少なくなったタイミングで「実は鬼でした~」と正体を明かし、タッチしてくる子がいた入りもしました。

なんという裏切り!!でも賢いですね。

こんな状況も楽しいですが、やはり鬼は分かりやすくしてあげる方が良いと思います。

具体的には帽子や襷などの目印をつけてあげるだけでも十分だと思います。

まとめ

今回は、保育園でおすすめの鬼ごっこ3選をご紹介しました。

このようなルールのある遊びは、幼児期にたくさん経験しておきたいですね。また氷鬼増え鬼は人数が多いからこそ楽しい遊びです。

保育園や幼稚園、子ども園のような仲間がたくさんいる状況でこそ盛り上がる遊びなので是非、こども達にもたくさん楽しんで欲しいと思います♪

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