第10回「読み聞かせのコツBEST3」

学びの備忘録

絵本は大好きだけれど、集団での読み聞かせとなるとなかなかその世界に入って来られない子っていますよね。

絵本大好きなはずなのに、なぜ集団場面では飽きて離脱してしまうのでしょうか。

こんな子がクラスにもいませんか?

今回は、

  • 集団に対する苦手感はない
  • 座り続ける事も苦ではない
  • 体も認知もしっかりと育っている

なのに、、、

  • 途中離脱してしまう
  • 読み聞かせ場面に参加してくれない
  • 何となく座っているけれど、つまらなそう
  • 下を向いている

といったお子さんの場合に、どんなトライが出来るのかを考えてみます。

試してみて欲しい事ベスト3

特に、第1位の手立ては続けて欲しい事の1つです!

早速チェックしていきましょう!!

第3位:保育士が好きな絵本を選ぶ事

その子はもしかしたら、先生の事をよく見ているのかも知れません。大人がつまらなそうに読んでいると、子どももその雰囲気を察知して何となくそこにいるだけになってしまったり「楽しくない」と感じて離脱してしまいます。

子ども達は、大好きな先生に読んでもらうから絵本時間が嬉しいのです。大好きな先生が楽しそうにしている事が大切だと思います。

特に新任の頃はクラスに置いてある絵本を何となく読んでいるだけだったので子ども達の反応もいまいちでした(笑)

第2位:練習をしておく

絵本は必ず、練習をしましょう。しょっちゅう初見で読むのはやめた方が良いかなと思います。

流れるように読む(早く読む訳ではなく、自然に読めるという事)事で子ども達も物語の世界に没頭しやすくなります。また、練習しておくと、効果的に間を取れるようにもなると思います。

大人が絵本の内容を分かっている事は、絵本を進めるペースにも関係してきます。もっとしっかりと絵を見たいページなのに、言葉が少ないからと早くめくられてしまったり、言葉が多くて大変だからと、早すぎるペースで読まれてしまうと子ども達も置いてけぼりになってしまいますね。

第1位:子どもを見て読む

これは、ある先生から教わった技術です。練習をしておく事が前提にはなってしまいますが子どもの目を見て読む事で子ども達を物語の世界へ案内する事ができます。

1冊を通して全員の顔を見ようとするのではなく、「まずはこの子」と1人の子を決めてその子の目を見て、顔を見て読み聞かせを進めていきます。そうするとその子も自然に物語の世界にすーっと入ってくる事があります。

そうしたら、次の子へ視線を移して今度はその子が自然と物語の世界に入って来られるように、また目を見て顔を見て読み聞かせを進めてみましょう。

少し時間はかかるかも知れませんが、これで物語の世界に入って来られるようになった子を僕もたくさん知っています。このように、保育士を入口にして絵本の世界へ入れる子もいますので、是非そういった子用の入場口も用意してあげて下さい。

いかがでしたか?

絵本を読み聞かせる場面は保育園でもたくさんあると思います。そもそも絵本に興味がないという子はまずは絵本に興味を持ってもらう事から始めていかれると良いと思います。

保育士が「将来この子は、物語の楽しさを知らなくても良いか」「読書の楽しさを知らなくても良いか」「それより楽しい事が見つかればいいんじゃない?」と思うのであればそのままでも良いと思います。

でも私は、子ども達の興味関心を深める事と同じくらいその幅がどんどん広がる事も幼児教育においてとても重要な事だと考えています。絵本の楽しさを知らないのはシンプルにもったいないですよね!

それに絵本体験はその子の「言葉」や「人格」を形成する大切な要素です(また詳しく語ります)

絵本にに興味がないお子さんには、

①その子が興味がありそうな絵本を一緒に探す 

②見つかった好きな絵本を何度も1対1で楽しむ

という経験が必要だとおもいます。

そしていつしか、友達と物語の世界を共有していけたら素敵じゃないですか!

いつも、子ども達の為に楽しい絵本体験の提供をありがとうございます!子ども達に代わってお礼申し上げます!以上、momaでした。

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