保育士こそアサーティブコミュニケーションを学べ!

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【史上最長の研究が明かす】人生を健康で幸福にするたった1つのもの

という記事の中でも述べましたが、やはり人間関係を円滑に進める事は人生にとって大きなメリットです。そこで今回は、人間関係のストレスを少なくする為の方法の1つを提案します。

上記の記事をまだ読んでいない人は是非、読んでからきていただくとより理解を深める事が出来ると思うので時間に余裕がある人はまずそちらを読んでみてください♪

※記事の途中に出てくる画像は実際、私が学ぶ為に記録したノートを写真に写したものになります。多少の見づらさはご容赦ください(笑)

保育業界で注目のアサーション・トレーニング

アサーショントレーニングといものがあります。これはもともと、アメリカの心理療法で開発された自己表現が苦手な人の為のトレーニングです。

このアサーショントレーニングでアサーティブコミュニケーション(=相手を尊重した自己主張)が可能となると人生が大きく変わります。

そして保育士こそ、このアサーティブなコミュニケーションを心がける事が大切です。

その理由は保育士の大半の悩みが人間関係にある事。

保育士なのに、保育の事じゃなくて職場の人間関係なんかに悩むのは正直もったいないです!アサーティブコミュニケーションを学んで人間関係の悩みを軽減し、もっと保育に集中できる環境を整えましょう!

人間関係の持ち方、3つの種類

人間関係の持ち方には3つのタイプがあると言われています。それが

  1. 自分より他人を優先
  2. 自分の事だけを考えて他者を踏みにじる
  3. 上記2つの黄金比。自分の事をまず考えるが、他者も配慮するタイプ。

この中でアサーティブなのは、3番の【自分の事をまず考えるが、他者も配慮するタイプ】です。

しかし多くの日本人はこのアサーティブなコミュニケーションをする事が難しいと言われています。その理由を次のブロックで見ていきましょう

アサーティブになれない理由

①気持ちが把握できていない

 言いたい事が不明確で表現できない

②結果や周囲を気にしすぎる

 過ぎたるは猶及ばざるが如し

③基本的人権を使っていない

 アサーションは基本的人権の1つ

④考え方がアサーティブではない

 愚痴はいけない。目上の方が偉い。等の常識や思い込みをもつのはNG

⑤アサーションスキルの未獲得

 スキルがないとアサーティブになれない

アサーティブになれないのにはこんな理由があったんですね。

アサーションの3タイプ

さぁ!アサーティブになれない理由が分かった所で、アサーションの3タイプについて学んでいきましょう。このブロックは先ほども述べた「人間関係の持ち方、3つの種類」の補足説明になります。

人間関係の持ち方を簡単に図にするとこんな感じです。

それぞれのタイプについて詳しく見ていきましょう

まずは、アサーティブな人。このタイプは、双方を大切にするやり取りを考え、葛藤がある時は歩みよって物事を進める事が出来る人です。このタイプのコミュニケーションの取り方はこんな感じです。

次に、ノンアサーティブな人。このタイプは非主張的な自己表現をする人。自分の考えや気持ちを言わず、自分を抑える傾向にあります。このコミュニケーションタイプは一見すると周りに迷惑をかけていない事もあり、いいコミュニケーションと思われがちですが、そうではありません。その理由を見てみましょう。

最後はアグレッシブな人。このタイプは攻撃的な自己表現をする人。自分の言い分を一方的に通そうとして相手に押し付けたり言い放つ傾向にあります。このコミュニケーションは、周りだけではなく、自分も追い込んでしまうので注意が必要です。では、この様なコミュニケーションをする人のデメリットを見てみましょう。

アサーティブなコミュニケーショを行う為には?

エリスの理論

アサーティブコミュニケーションを行う為には、まず、固定化されたイメージを取り払う必要があります。ここでエリスの理論を紹介します。

心理学者のエリスは人の感情や論は以下の順で決まると結論付けました。

1.出来事

2.思い込み

3.結果・症状・問題・悩み

4.論・論破

この理論の大切なポイントは出来事が悩みを生むのではなく、思い込みが悩みを生む。という点です。

つまり、固定化された「こうあるべき」という思い込みをなくせば、悩むべき事が少なくなってよりアサーティブなコミュニケーショを行いやすくなります。

よくある思い込み

では、よくある思い込みとはどんなものでしょう。以下に見ていきたいと思います。

  • 人は受け入れられるべき
  • 失敗は悪い事。完全を期すべき
  • 思い通りにならないのは致命的
  • 人を傷つける人は、みんなに責められるべき
  • 危険や恐怖に直面すると動けなくなる
固定化されたイメージ

次に固定化されたイメージを見ていきましょう。

  • 頼まれごとを断るのは罪悪感がある
  • 大切にされないのは自分が劣っているから
  • 自分の要望や希望は控え目が良い
  • ネガティブな感情は表現すべきではない
  • 失敗してはいけない

基本的アサーション権

この記事では、アサーティブコミュニケーションをおススメしてきました。最後に伝えたい事は、このようなコミュニケーションをした方がいい!というより、私たちアサーティブコミュニケーションをする権利があるのです。

それは基本的アサーション権とも呼ばれます。

基本的アサーション権とは以下の5つの権利の事です。

  1. 誰からも尊重され、大切にされる権利
  2. 自分の行動を決定し、表現しその結果に責任を取る権利
  3. 過ちを犯し、責任を持つ権利
  4. 支払いに合ったものを得る権利
  5. 自己主張を“しない”権利

また、これらの権利は自分にあると同時に相手にもあります。この権利を大切にする事でアサーティブコミュニケーションを行い、幸せな人間関係の持ち方を目指してみましょう。

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