子どもの発達を理解する方法 という記事でも記しましたが、子どもを多面的に理解する方法の1つに知能検査や発達検査があります。
そして、知能検査や発達検査には多くの種類があります。
そこで今回は主な知能検査や発達検査について理解していきましょう!
発達検査
遠城寺式乳幼児分析的発達検査
現場では、遠城寺式と略されます。
対象となるのは0~4歳8か月までの子ども
運動(移動運動、手の運動)社会性(基本的生活習慣、対人関係)言語(発語・言語理解)について、観察と保護者からの聞き取りによって評価する。
津守式乳幼児精神発達診断法
対象となるのは0~3歳、3~7歳までの子ども
言語・探索・操作・社会・食事・排泄・生活習慣・理解・言語の各領域について観察によって評価する
新版K式発達検査
発達検査の中では最もメジャーなのがこの新版K式ではないでしょうか。
対象も乳児~成人と幅広いです。
姿勢・運動領域・認知・適応領域・言語・社会領域観察によって評価する
KIDS乳幼児発達スケール
運動→体全体の動き・操作・手指などの意図的な動き
理解言語→言葉の理解
表出言語→話す事が出来る言葉
概念→状況依存によらない言語理解
対子ども社会性→友達との協調行動
対成人社会性→大人との関係・特に親子関係
躾→社会生活における基本的なルール
食事→衛星感覚や食事の基本的ルール
以上9領域について評価する
知能検査
田中ビネー知能検査V
対象年齢は2歳~成人まで
アセスメントシートの活用により、多角的総合検査を行い年齢尺度の導入により知能指数を算出。発達年齢や認知特性が把握できる。
ウェクスラー式知能検査
WPPSIは3歳10か月~7歳1か月が対象
WISC Ⅳは5歳~16歳11か月までが対象
WISC Ⅳは全検査IQと言語理解指数・知覚推理指数・ワーキングメモリー指数・処理速度指数を算出する。WPPSIはその幼児向けであり、言語性IQと動作性IQ及び全検査IQを測定できる
K-ABCⅡ
2歳6か月~18歳11か月が対象。
知的活動を認知能力と習得度から測定する
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