「受け止める」と「受け入れる」の違いの理解
大人がなんでもかんでも「受け入れる」だけの人に対しては、感情を立て直すという情動が育まれず、感情に流されてわがままな姿や好き放題、いつまでたっても駄々コネや、話しを聞けないといった姿に育っていきます。
乳児期からただ、たくさん長く抱っこしてあげることではなく、
子どもの感情が崩れた時にはそれを「受け止めて」、共感しつつ立て直してあげること。
そして元気になったら自分のもとに留めておかずに(かといって突き放すのでもなく)、一人で自発的に遊べるよう、ちゃんと背中を押して応援してあげましょう。
例えば、お部屋で走り回って転んだシーンは?
お部屋で走るのは危ないことですが、まずはその子の負の体験からのマイナス感情をポジティブにさせてあげないと、安心感が得られません。下のような感情の状態では大人が伝えたい「走ると危ない」というメッセージは届かないと思います。
自分のネガティブな感情をわかってもらえたと感じると、人間は喜びの共感スイッチが入るという脳のメカニズムになっています。例えばこんな言葉から始められると良いですね。
そしてやっと「転ぶ=痛い」という行動と感情を学習することができます(ラベリング)。
痛かったことをわかってもらい、そして大人からの言葉がけでポジティブな感情にさせてくれると安心感が得られます。
そしてこの精神状態になると、大人が伝えたい「お部屋で走ると危ない」というメッセージを徐々に理解できるようになります。
さらに、走りたい欲求をお部屋でどのように満たせばよいのか。という問題解決方法を伝えたり、この欲求を満たすための社会的に許される方法や場所を提供することが大事です。
まとめるとこんな感じです
子どもはどんな大人がすき?
子どもは大人らしい大人が好きです。子どもに嫌われたくない!という思いから上手くかかわる事が出来ないという悩みを私も聞く事がありますが、それは大切な事を見失ってしまっています。
子どもは大人と子どもは違うということはよくわかっています。
だから子どもは大人になってみたくて、お父さんやお母さんの真似をします。
まだよくできもしないときでも“ジンブンデ”と服のボタンをとめたがります。
子どもが大人に望むのは、大人は大人らしい態度を示してほしいということです。大人らしく(こわい姿でも放任でもなく)一貫性をもって、自信に満ちた態度で道を示してもらうことで、子ども達は自ら学び、成長していきます!子育ては親育てといいますが、大人もともに学び成長し続けていきたいですね☺
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