発達とは何か?

保育に役立つ心理学

保育をする上で絶対に、欠かせないもの。それが発達の知識です。

学生さんも発達については必ず勉強しますよね。しかし、そもそも発達って何なのでしょうか?

様々な捉え方がありますが、心理学的にいう発達とは全ての人に共通する普遍的な特徴です。そして発達には以下の7つの特徴があります。

連続性

発達は連続性を持っています。つまり、常に流れを持って進んでいくのです。

秩序性

発達は一定の決まった順序で進みます。

方向性

発達は一定の方向に向かって進みます。

例えば、頭部から尻部・中心から抹消部へと進む特徴があります。

異速性

発達の速さは部位によって異なります。

分化・統合

発達段階において未分化だったものが分化し、いくつかの分化した状態のものが統合されるようになります。例えば、最初は5本の指全てを使っていたあかちゃんが次第に2本の指でつまむ事が出来るようになりますよね。

相互関連性

心身の機能は相互に関連し合って発達していきます。例えば、運動発達ってその後の知的能力の発達にも大きな影響を与えますよね!

個人差

発達は規則に従って進むが、その速さには個人差があります。その原因は遺伝と環境の2つの要因が相互に関連すると言われています。

まとめ

いかがだったでしょうか。発達にはこの様な原理・原則があったのですね。保育士は現場において子どもを理解する際に、発達の知識を使うとおもいます。その中で、発達の基本的な原則を知っておく事は必須です。改めて知っておきましょう。

乳幼児期は人格の土台を作る重要な時期です。適切な支援で子どもの発達を支えていく事が子どもの成長には欠かせません。

その為には子どもの発達に関する知識と正しい見方をする事が大切なのです。

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