毎日体操7月②(室内・輪リボン)

幼児保育

今週はみんな大好きなしっぽ取りの遊びを楽しみます。普通の鬼ごっこよりも少し難しい遊びですが、子ども達は本当に大好きですよね~去年はしっぽ取りが流行りすぎて、子ども達は戸外にリボンを持っていき、自分たちでとことん楽しんでいました。

短ーく尻尾を付ける子。鬼に背をとられないように逃げる子。座り込む事で尻尾をとられる事を防ごうとする子など、子ども達の知恵が働く場面もとても見ていて楽しいです。なんというか・・・個性が出る遊びですよね~!毎日体操中は、座ったり尻尾を短くしたりはしないようにしていきます(笑)

体操もしっぽ取りで使用する輪リボンを使った体操をしていきます。また、歩きや走りのパートは分散で遊ぶ事で、これから遊ぶ空間を把握し、周りを見ながら走る感覚を練習していこうと思います。

歩きと走り

リボンを片手に持ちながら歩く。

リボンを片手にもって歩きます。リボンを持ちながらもしっかりと手を振って歩きます。出来る子はリボンを持っていない手の指も伸ばして歩けるとかっこいいですね。

年少さんには、リボンを半分に折って渡してもよいかも知れません。

リボンをピント張り、バイクのようにして走る。

リボンを身体の前に持ち、まるでバイクのように走ります。私たちのクラスでは今月の頭に、身近な乗り物というテーマを遊んでいるので、乗り物をイメージして走る遊びは盛り上がりそうです。

体操

体操① リボン拾い。

様々な体制から、リボンを頭上でピンと張った釘立ちの姿勢になります。

・立膝

・前座り

・腹ばい

・あぐら座り

など

体操② 開き立ちで、リボンを頭上に持ち、胴を左右に倒す。

開き立ちでリボンを頭上にピンと張ります。前のリボン拾いの立ち姿勢と同じです。この状態で、胴を左右に倒していきます。

ポイントは、リボンがたるまない事!張ったままで出来るかな~?

体操③ しゃがんでリボンを床に付けて、その場で1周以上回る

リボンを床に付けたままで回ります。しゃがみ立ちのまま回ろうとすると、意外ときついものです。子ども達の様子次第では、短い時間で止めてあげましょう。

すぐに反対周りをすると目も回りにくいのでおススメです。

この遊びは、扇風機?メリーゴーランド?こま?それともヘリコプターみたい?

どんなイメージで楽しむのかは、そのクラス次第ですね~

私たちの園庭の上は、よくヘリコプターが飛びますので、今週は「ヘリコプターみたい!」と声を掛けて楽しみたいと思います🚁

体操④ リボンを前位置で持ち、膝をあげて足踏み。

リボンを胸の前にもち、そのまま足踏みをします。

腕はしっかりと伸ばし、リボンもピンと張れるといいですね。

手は、上掴みと下掴みの両方を行えると良いです♪

体操⑤ リボンを地面に置いて、前後に飛び越える。

最後は、リボンを地面に置いて、それを飛び越えます。

リボンを川や溝に見立てて、落ちないようにぴょん!!

年長さんは、リボンを輪にして池を飛び越えるような遊びにしても楽しいかも知れません。

後ろ向きのジャンプも上手にできるかな?

あそび

遊びの名前:【しっぽとり】

みんな大好き尻尾とりです。逃げる役の子はズボンに輪リボンを挟んで逃げます。鬼役の子は逃げている子を追いかけて輪リボンを引き抜きます。

子ども達は分散して立ちます。輪リボンをズボンに挟みます。選ばれた子は鬼となり、出来るだけたくさんのリボンをとります。幼児保育定番の遊びで、子ども達でも展開できるすが、毎日体操では1セット35秒くらいで大人が遊びのテンポをコーディネートしましょう。

ポイント

鬼を2人にするなどのバリエーションを付ける事も出来ます。

しっぽ取りを進めていく中で、遊びと遊びの間の休息が長くなり過ぎないようにしていきましょう。そのために、つかまった子たちが遊びの終了を待っている間に、次の遊びに備えて尻尾を付けておく事も出来ます。

また、しっぽをとられなかった子が、決められたコーナーで待つというルールにしたときは、捕まった子達があまり長く待ちすぎないようにする事が 大切です。

リボンの数が十分にあれば、捕まってもすぐリボンをつけて復活する等のルールを付けても良いでしょう。

呼吸練習

手を繋いでまるく歩く。

手を繋いで丸く歩きます。大人が1人円の中に入り、ペースメーカーをするとよいかもしれません。私たちのクラスでは、尻尾取りは凄く盛り上がります。呼吸も大きく乱れる事が予想されるのでしっかりと整えていきます。

手を繋いでの歩きは、両方向で行います。

とりあえず、しっぽはつけたまま。呼吸が整ったら止まる為の合図をします。

リボンを先生に返却した子から次の日課に移行します。

【こんな時どうする?】鬼ごっこが苦手なの・・・

私たちのクラスの年少さんには、鬼ごっこが苦手な子がいます。その子はいつも鬼ごっこになると、そっと体操を抜けて見学を始めます。するとその子が安心して見学できる場所をサポートの先生はそっと提供します。

しかし、そんなお子さんも戸外での自由遊び時間に少しづつ追いかけっこを楽しめるようになってきました。恐らく、体操の時間に大きなお兄さんに追いかけられる事が怖いのかな~と思います。

先生との追いかけっこを楽しめるようになっているので、鬼ごっこも次第に楽しめるようになりそうですが、体操で無理に誘ってしまってはきっと苦手感が増すでしょう。

そこで、最近では最後のセットに鬼役をお願いしていくようにしています。すると引き受けてくれる事も多いのです。

まずは無理をしない事。その次に、参加出来るポイントを見つけていく事が大切かなと思います。

だって確かに怖いですよね。普通に考えたら・・・(笑)体格が違う子と一緒に遊ぶ恐怖はあると思います。私は学生時代バスケットボールをしていましたが、だからと言って「平均身長190㎝、ムキムキの黒人選手達の中に入ってバスケをしてくれ」と言われたら全力で否定します。怖すぎます(笑)

きっとそんな感じなんだと思います。

それに、様子を見る事もその子なりの”参加”の形だと受け止めていいと私は思っています。もちろん、いろいろな考え方がありますが、今の私たちのクラスでは、体操が楽しい時間であり続ける事を何よりも大切にしていきたいと思いこのような関りを行っています。

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