七月も半分が過ぎたころの実践ですね。
私たちの園では、プールは年少さんと年中&年長さんを分けた日課にしています。理由は【安全面への考慮です】
やはり、体格も遊びのダイナミックさも大きく違うので入水は別にしています。そうする事で年少さんの安全(精神的な安心を含む)が守られていくのだと思います。考え方の基本は、子どもの権利が守られた日課か否かです。
また、この時期に安心して水遊びに親しんだ子達は、水とすぐにお友達になります。水はとっても不思議で楽しい身近な素材です。この夏はその感触や特性も十分に楽しんでいきたいですね。
そしてそんな日課を組んでいると毎日体操においても、年少さん単体で行う事が増えてきます。この時期に年少さんの成長に合った遊びや、模倣の遊びなどを十分に経験する事でまた秋からの毎日体操がグッと深まってくると思います。ただ、人数が少なくなるので少人数でも遊べるものを考えていく必要がありますね。
今日の例で言えば、金の門の遊びは少人数では面白くない遊びになってしまいそうなので人数が少ない場合は別の歩きに変える工夫も必要です。
①歩きと走り
金の門の遊び
金の門の遊びは、片手門をくぐる遊びです。子ども達は手をつないで少し前を向く形で並びます。
列の前から6人くらいの子が片手門を作り、子ども達は保育士を先頭にしてくぐっていきます。列の最後が通過する時に門を作っていた子達も連なって歩きます。
1周したらまた違う子が門を作って楽しみます。
はじめは先生を先頭にしても良いでしょう。
②体操練習
腕を前後に振りながら、膝を曲げたり伸ばしたり
釘立ちから前後に腕を振り、膝を曲げたり伸ばしたりする。
立て膝をして、手を前と後ろで組む
肘をしっかり伸ばしながら、手を握ります。後ろに手を組む時も上体を倒さずに出来たら上手です。合図でタイミングよく変えていく事もよいでしょう。
正座で、片腕を体の前で回す。
右回し、左回しの両方を行っていく。体を倒さずに大きく回せる子をほめていきます!
まるで扇風機みたい。私は、子ども達が腕を回すのがあまりに早すぎて、腕を大きく回せていないときは、扇風機に見立てて“弱”のボタンをピッとおしてあげてました(笑)
胸支えで仔馬の後ろ跳ね
胸支えをしたまま、足を後方に蹴り上げます。手はしっかりと地面についておく事が大切になります。また、一回転してしまわないように力を調整しながら行う事も大切です。安全面に十分注意しながら遊んでいきましょう。
肘を伸ばしたまま出来ている子がいれば注目してあげます。
③あそび
遊びの名前【犬捕まえ】
オニは高這いで他の子を追います。逃げる子は普通に逃げる事ができます。つかまった子は犬となり他の子をおいます。鬼がどんどん増えていきます。
ポイント
あまり広すぎない場所で遊ぶ方が楽しい遊びです。広すぎる場所で行うと中々捕まえる事が出来ず、鬼が不利です。
人にぶつからないように、周りをよく見て追いかける事が大切です。
④呼吸練習
保育士が1・2と数えながら歩く。
保育士の号令に合わせて歩きます。あまり遅すぎると、子ども達も歩きにくいので、子ども達が歩きやすいテンポを心掛けて歩きます。
水着で毎日体操をする時の留意点
水着と言っても最近はラッシュガードを使用する子どもさんも多くなってきましたよね。そんな子たちには関係ない話ですが、私のような田舎にある園や夏の日差しを遮る環境でのプール遊びではラッシュガードを着用しないお子さんも多いです。
さて、夏は水着で毎日体操をしてそのままプール遊びをする園が多いかとは思いますが特に半裸の子達にとってはずり這い等の皮膚を地面とこする動きは避けた方が無難でしょう。
私も「先生、痛くて無理!」と言われたことがあります(笑)
子どもの目線に立って、肌の露出が多い服装でも安心出来る体操にしていきましょう♪
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